意外と役に立つもの

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苦しんでいる素体作成。そんな中で、方眼紙と定規にお世話になりました。

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方眼紙はフィギュアの実寸を図るときにとても役立ちます。曲面の長さを測定したり、実寸を調べたり、腕と体の比率をチェックするのにも使いました。こんなに役に立つとは思ってませんでした(汗)。

一方の定規ですが、こちらは測定には向いていません。曲面の測定には使いにくいです。むしろ左右の対称性をチェックする媒体として使いました。たとえば、『左右の肘の高さが同じか?』とか『膝の高さは同じか?』とか『ムネの膨らみのラインは左右で合っているか?』などのチェックです。左右の形の歪みを見つけるのに定規は最適な道具です。

長さを図る道具を基準に使い、作図のための道具を長さの測定に使う……思い込みとは違う使い方が便利なんですよね。

新しい道具

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複製時にシリコン型に離型剤を吹き付けます。いつもウェーブ社の製品を使っています。たまには新しい道具を試そう…ということで、チャレンジしました。

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信越シリコーン

この製品の良いところは価格が安いこと、なぜだかボークスで必ず手に入ること(どういうわけか、私の場合にはこれが成立するのです)。試したところ、抜群の離型でした。複製したキットが型からヌルッと分離します。野生動物の分娩みたいでした。

※ちなみにシリコン型にはボークス社の『透明シリコン』を使っています。

問題点があるとすれば、油が強くてキットに離型剤がつくこと。しっかり洗浄しなければなりません。もっとも、スプレーしすぎたせいかもしれません。今後の調整課題でしょうか。十二分に使える道具だと分かったのは収穫。これで手持ちの武器が一つ増えましたね。

レジン比較講座

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今回のエントリは「レジン」の比較研究です。
比較するのは「WAVE社製のレジンキャスト」と「ボークス社製のレジンキャスト」です。


1. お値段
WAVEのレジンキャストは2Kgで3000円前後(色によって異なります)。一方のボークスのキャストは2Kgで3500円程度。単価で考えるなら、WAVE社が有利です。

結論:WAVE社の勝ち


2. 製品群の充実度
WAVE社の有利な点は、種類の豊富さです。まず、硬化時間のタイプが2種類あります(120秒タイプと180秒タイプ)。更に、色が3種類(アイボリー・ホワイト・グレー )。都合6種類の中から選ぶことができます。多くの場合、アイボリーが利用されているようです。非常にまれなのがグレーキャスト。これまで買ってきたキットの数から計算すると、グレーの利用率は約1%です。ホワイトキャストはレジンに色をつけるときに使われることが多いですね。

お値段は「ホワイト>グレー>アイボリー」の順。一番高価なホワイトでもボークス社のレジンより安いです。


一方のボークス社も負けてはいません。こちらも硬化時間のタイプが2種類あります(120秒タイプと180秒タイプ)。色はホワイトと透明の2種類。更に、200g・500g・1Kg・2Kg・5Kgのセットを提供しています。購入量が調整できるため、レジンを余らせて捨てる・時間がたってしまい痛む・保管場所に悩む…という心配がありません。また、少量セットを買ってお試しするのもよいでしょう。ただし、量が少ないほど単価が上がるので要注意です。

まとめ買いすると単価が下がるように思えますが、10キロまとめ買いしてもWAVE社製のレジンが安く上がります。

結論:引き分け


2.5 WAVE社のホワイトレジンとボークス社のホワイトレジンは同じに見える?
答えは「ギリギリYES」です。

どちらも白く、パッと見た目ではほとんど気になりません。じっくり見ると違いが分かってしまいますが…。ボークス社製のレジンのほうがより白いです。カラーレジンキットの色をきちんと出したいならボークス社の製品がオススメとなります。普段はWAVE社のレジンを使っておき、足りないときにボークス社製の少量レジンを補給する…という手もあるでしょう(緊急避難的な方法なので、オススメしません)


3. 硬化性能
固まってしまえば、WAVE社とボークス社のレジンの差はほとんどありません。とはいえ、その過程に差があるように思えます。体感ですが、ボークス社製のレジンはゆっくりと固まり、WAVE社製のレジンは急激に固まる印象があります。

結論:気にすることはない(120秒タイプと180秒タイプの差の方が圧倒的に大きい)


4. 粘度
レジンキャストはちょっとばかりドロっとしています。WAVE社製のレジンキャストの方が、粘度が高いです。ボークス社製のレジンは比較的サラサラ。スポイトでレジンを計り取るとき、後片付けのときには、サラサラの方が便利ですね。また、狭い場所へのレジンの流れ込みがよさそうな気がします。大した差ではありませんが。

結論:気にすることはない


5. 収縮度
レジンキャストは硬化するときに収縮します。どちらのキャストも収縮します。しかしながら、ボークス社製のレジンの方が、収縮率が若干高い…と感じます。とはいえ、複製に悪影響を及ぼすほどではないでしょう。

結論:引き分け


<総括>
以上、総合すると「WAVE社製のレジンキャスト」と「ボークス社製のレジンキャスト」の性能・品質の差はほとんどないようです。差があるとすれば、お値段。この場合、「WAVE社製のレジンキャスト」が有利です。しかし、2Kg単位での購入となる点を考慮すべきです。あまらせて捨てるコスト、新鮮なキャストを使えるコストを考慮した上で選択するとよいと考えます。

また、ポイントカード加算や配送料、入手しやすさも抑えておきたいポイントです。ほとんど性能差がないのですから、周辺サービスで決めてしまうのも良いアイデア。また、イベント前はキャストが一斉に売り切れることがあります。自分が手に入れやすいキャスト(大量の在庫がある・近くのお店で扱っている・店員と顔なじみの店にある・24時間注文できる…など)を使うのが現実的な選択かもしれません。

道具を大切に使おう

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気温が下がってきたので、再販品の複製作業をしました。やれることは早めにやっておくべきですから。

複製には「秤」が必須です。レジンは液体状態になっていて、A液とB液を同重量混合して固めます。同じ重さを量るために、秤は欠かせません。が、レジンの液体を被ったり、混合したレジンをかけてしまったり…と甚大な被害を受ける対象が、この秤です。まぁ、これが汚れます。

あまりに汚れると困ります。そこで、ジップロックで保護しました。サランラップを軽く巻いておくのがベストです。今回は手元にあった袋で代用しました。これで長持ちする…のか?

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こちらのアイデアを「神聖マタンゴ帝国」さんが書かれている同人誌から得ました。同人誌って偉大です(w

ネコと仲良し! [5]

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アイボリーとホワイトレジンの色の紗がどのくらいか比較してみました。こうやって写真撮影をするとその違いが一目瞭然です。結構違うのですね。

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左側がアイボリー、右側がホワイトです。お値段的にはホワイトレジンが少々高めです。型への流れ込みの様子を見るにはアイボリーが適しています。硬化後の状態も少し違います。アイボリーは粘りがあって、多少のしなりがあります。対するホワイトレジンはパキンと折れます。この比較では「アイボリーが最高!」という結論になります。

しかし、そのアイボリーも完璧ではありません。B液が粘ついてスポイトが詰まりやすい・レジンが痛むとB液が真っ先にダメになる。カラーレジンの色が上手く出ない…という弱点があります。

結局のところ、「普通のパーツはアイボリー」「カラーレジンの部分にはホワイト」という使い分けが妥当そうです。もっともレジンを早々に使い切るのがBest Practice。その意味では、ホワイトレジンを一気に使い切るのが正解なのかも…。

たかだか複製とはいえ、考え始めるとそれなりに深い世界だったりします。