サーヴァント アーチャー

久し振りに昔作ったキットを振り返ってみたいと思います。今回は、2007年末~2008年の年始にかけて組み立てしたサーヴァント アーチャー。『Fate/stay night』というゲームに登場するタロットカードに描かれているキャラクターです。

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T:「どうよ?振り返ってみて?」
S:「……すごく、恥ずかしいです

一所懸命に作ったことは確かですが、色の作り方が甘い&シャドウ吹きをしていないからのっぺらぼうみたいに見える、など稚拙な部分がアリアリと伺えます。

とはいえ、こういう製作活動を積み上げていったからこそ、今のポジションに辿りつたわけです。最初からハッピーエンドの映画が5分で終わっちゃうように、いきなり上手く作れたら上手になる過程を楽しめなかったはず。

そう思えば完璧でないものの美しさが見えるし、不完全な自分を楽しめるんじゃないかな~~とか、言ってみたりして(www

T:「恥ずかしい台詞禁止っ!!!」
2009-03-09(Mon)
 

ねこどぐう

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仕事の関係でヨーロッパの人と会うことが多いです。

「せっかく日本に来たのだから、どっかいく?」

と訊くと、希望が上がるのは「アキバハラ」と「銀座」の二つ。銀座の案内は同僚に任せてしまいますが、アキバ案内の場合、私にお鉢が回ってきます。まぁ、接待 兼 自分の遊びでアキバハラを案内できるので、問題ありませんが。

アキバハラというと”電気街”というイメージが強いです。しかし、今の秋葉原は電気店だけではありません。案内するとなれば、駅前のメイドさん~フィギュア(ガシャポン)~PCパーツ店~裏通りのジャンク店~漫画・アニメショップと一通りのサブカルチャーを見せて回っています。が、それだけではアレなので、日本文化の例として自分の組み上げたガレキの写真を見せたりもしています。

こうして、あらぬ誤解をした人達が、母国で『Cool Japan』を広めていくわけです(www

さてさて、私が組み上げたガレキの写真を見せると、ウケるキットは大方決まっています。
中でも受けがいいのは、
 ・ねこどぐう (←なんか笑えるらしい)
 ・閻魔あい (←キモノなので、好きらしい)
 ・ちゅるやさん (←可愛らしいようだ)
の三つ。

一番人気のねこどぐうは、「遮光器式土偶」(Wikipediaへリンク)を知っていると面白いと思います。

でも、ヨーロッパの一般人が、遮光器式土偶を知っているはずはありません。彼らには"良く分からないけど、ネコっぽい像"として目に映るはず。

……それがどうして受けるのかは、未だ謎のまま。あれですかね、ネコの魅力ってのは万国共通なんでしょうか?

原型:猫力発電所 さん
出典:なし



(おまけ)
首と胴の組み合わせ方しだいで、フライングスタイルも可能
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2008-12-01(Mon)
 

水無灯里 ディフォルメVer.

そろそろネタが底を突きかけているこのコーナーですが、なんとか紹介できそうなものを見つけました。天野こずえさんの漫画『ARIA』より、水無灯里のくずし絵バージョン。

T:「やっぱりARIAかよ!」
S:「いや、好きなもんで」

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好きな作品があれば、関連したガレキを集める方が多いと思います(←そんなことはない?)。その結果、この水無灯里というキャラでは4~5種類。同じ作品に登場する『アリス・キャロル』も同じくらいのガレキを持っています。む~、ちょっとやりすぎたか?

以下、この作品の作成過程など…

かなり初期に作ったもので、色はベタ塗り。不慣れな分、細かいところまで丁寧に作ったように思います。

このキットで苦労したのはオールの色を作ることでした。肌色っぽいけれど、肌とは違う色。かといってバリバリの木の色でもない…。途中から訳が分からなくなり、ゴチャゴチャやっているうちになんとかなったという軌跡。

真面目に色の調合を勉強する気持ちには至りませんでしたが、作った色のレシピを残すとか、どの色を混ぜたら何になるか…とか、自分なりの調色のポイントを押さえるようになったキッカケになりました。

この頃は、何をやるにも新鮮で色々と勉強していたんだな~~

原型:『モアイ工房』さん
出典:『ARIA
2008-10-29(Wed)
 

アリス キャロル (はるきこーぽれーしょん)

今回の思い出のガレキは、心底シビれて買ったキットです。

はるきこーぽれーしょん(当時は平仮名表記だっと思います)さんの、アリス・キャロル。出典は、このブログでしつこく扱っている未来系ヒーリング漫画 『ARIA』 。



買ったのは2007年のワンダーフェスティバル冬。なんとなく会場を歩いているときに、何となく脚が止まって眺めてみたガレキでした。最初こそ、変哲もないガレキだと思ったのですが、スカートが風に舞っている造型を見て仰天。全く複製のことなど考えていない無茶なカタチでした。

S:「え?これ、どうなってるの??」

原型師さんに”どういうパーツに分かれているのか!?”と尋ねたところ、それしかないという切り分け方が判明。ほとんど強行突破に近い分割でした。あまりに気になったので、もうちょっと突っ込んで話を聞いてみると…

「複製の経験がある人に聞いたら、『大抵どうにでもなる。好きに作ればいいよ』と言われたんですよね。それで、好きに作って持っていたんです。そしたら、『これはピンチだよ』という話になって…」

とのこと。

この『作りたいものを、作りたいように作った』というコンセプトに共感して、即座に購入。見れば見るほど、その自由な発想にすっかり惚れ込んでしまい、ブース前で話し込むこと30分。しまいには、無理矢理キットの箱に記念のサインまでしてもらいました(www

原型師さん曰く「全く売れていないのに褒めちぎっていった変なお客さん」(←私には最高の褒め言葉)


これだけ思い入れの強いキットだけに、製作には一切の妥協を許さない方針で作りました。もちろん、今と比べれば圧倒的な技術差・経験差があります。見た目だけで評価するなら、所詮は初心者の作ったキットに過ぎません。

ですが、それでもこのキット製作に込めた気持ちの強さは、最大だといって過言ではありません。いえ、間違いなく最大の想いが入っています。ひょっとすると、このキットを超えられるものなど現れないのかもしれません。

出来の良さだけでは語ることのできない、「頂点に立つ」のが、このガレキ。作りたいように作ったキットと、完成させたいという気持ちが噛みあったという点において、私にとっての"かけがえのない"大切なガレキです。

原型:『はるきこーぽれーしょん』さん
出典:『ARIA
2008-09-25(Thu)
 

ちゅるやさん

『にょろ~~ん』とか『スモークチーズ』で有名なちゅるやさん。ディフォルメキャラつながりで、思い出のガレキとして選んでみました。



「涼宮ハルヒの憂鬱」関連のガレージキットは、なかなか厳しい状況にあります。版権を持っている角川さんが、新作しか版権を下ろさない(再販ができない)という方針に変更されたのが2008年の3月頃の話。世の中では、この版権許諾の方針変更を『角川ショック』と呼んでいます。

この「ショック騒動」以来、原型師さん側も「どのイベントに出すか」を慎重に選んだり、再販する予定だったものが出せなかったりと大変な苦労をされているようです。買う側も「唯一無二のチャンス」を狙うことになり、更に転売目的の人が入ってややこしい事態に…

「ちゅるやさん」は、ハルヒの同人誌からの出自ということで、これに輪を掛けたややこしい立ち位置にいます。見た目はとてもかわいらしい(99.9%は原型師さんの腕による)のですが、裏側にはこんな話があったり。

考えてみれば、ワンフェスの当日版権も"奇跡的なシステム"。ただ、組み立てているだけじゃなくて、感謝しなくちゃいけないことが沢山ありますね。原型師さんだけでなく、版元さんにも感謝、感謝。

きれいなバラには棘がある、かわいいガレキの裏には厳しい事情がある。ガレキに関わる者の一人として、こういうことにもきちんと目を向けていかなければいけないと思います。エスカレーターの一件だけではなくて……ね

原型:『アセトン』さん
出典:「涼宮ハルヒの憂鬱」 「うつらうららか
2008-09-01(Mon)
 
プロフィール

TKD + SMZ

Author:TKD + SMZ
ガレージキット組み立て中級者

2007年に友人の薦めでガレージキット組み立てを開始。その面白さに目覚める(w

2011年にお付き合いのあった原型師さんに薦められて、原型製作を開始。ワンフェスに参加しています

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