地層を読む(第二回)

カテゴリー: 雑記

前回の積みガレキのチェックから約5ヶ月。現状がどうなっているか、確認してみましょう。

柊かがみ完成後の状況は、次の通り。かっこの中は、前回の集計時との比較です

 2006年WF夏・WHF有明 → 完全消化

 2007年WF冬 → 残り2体 (-2)
 2007年WHF有明・クリカニ → 完全消化
 2007年WF夏 → 完全消化 (-2)
 2007年WHF横浜 → 完全消化
 2007年ホビコン → 完全消化 (-1)
 2007年クリカニ → 残り1体
 2007年WHF有明 → 完全消化 (-1)

 2008年WF冬 → 残り3体 (-1)
 2008年中古 → 残り1体
 2008年WHF有明 → 残り2体
 2008年WF夏 → 残り4体 (+4)

積み残しの合計は13個。一つはガレキに興味がある人(というか、キッカケはキャラクターなんですが)に譲渡しています。本当に作るのかはわかりませんが、そこは相手を信じるということで…。

前回は16個のキットが残っていたので、少しは減ったことになります。2009年冬のワンダーフェスティバルは中止。この間隙を縫って数を減らしていければ……いいですよね。


T:「ワンフェスで、あるディーラーさんは言いました。『ガレージキットは積んでおくものです』
S:「それでいいの!?ホントにいいの!?

水無灯里 ディフォルメVer.

カテゴリー: 思い出のガレキ

そろそろネタが底を突きかけているこのコーナーですが、なんとか紹介できそうなものを見つけました。天野こずえさんの漫画『ARIA』より、水無灯里のくずし絵バージョン。

T:「やっぱりARIAかよ!」
S:「いや、好きなもんで」

20081029.jpg

好きな作品があれば、関連したガレキを集める方が多いと思います(←そんなことはない?)。その結果、この水無灯里というキャラでは4~5種類。同じ作品に登場する『アリス・キャロル』も同じくらいのガレキを持っています。む~、ちょっとやりすぎたか?

以下、この作品の作成過程など…

かなり初期に作ったもので、色はベタ塗り。不慣れな分、細かいところまで丁寧に作ったように思います。

このキットで苦労したのはオールの色を作ることでした。肌色っぽいけれど、肌とは違う色。かといってバリバリの木の色でもない…。途中から訳が分からなくなり、ゴチャゴチャやっているうちになんとかなったという軌跡。

真面目に色の調合を勉強する気持ちには至りませんでしたが、作った色のレシピを残すとか、どの色を混ぜたら何になるか…とか、自分なりの調色のポイントを押さえるようになったキッカケになりました。

この頃は、何をやるにも新鮮で色々と勉強していたんだな~~

原型:『モアイ工房』さん
出典:『ARIA

柊かがみ [14]

カテゴリー: 製作記

ようやく完成しました!

20081027a.jpg

髪・肌・巫女服の赤の部分に軽くシャドウを入れてみました。

あまり目立っていませんが、全体的に丸みが出ていると思います。赤を一色で仕上げた「柊つかさ」よりは、落ち着いた印象。ただ、ビクビクしながらやっているせいか、その効果は雰囲気として僅かに感じられる程度ですが。

ということで、次の課題は『シャドウをよりはっきりと入れる』ことではないかと思います。立体感の強調や表現の一手法として、積極的に使いこなしたいなぁ~~と。次…がんばります!


ちなみに絵馬の裏側はこんなカンジ

20081027b.jpg

こういう小さな遊び心がある原型師さんは素敵だと思った次第。

柊かがみ [13]

カテゴリー: 製作記

組み立てが徐々に進んできています。最終形は(輸送時に備えて)いくつかのパーツに分割できる状態を目指していますので、写真のツインテールは、そのまま完成状態になると思われます。

とか何とか言って、組み立てるうちに方向転換するかもしれませんが…

20081025a.jpg

今回は組み立て以外に、かがみが手に持つ絵馬を作成。

キットに付属しているプラ板を加工し、シールを貼り付ける。紐を通す穴を開ければ完成です。加工所要時間は、道具の準備~作業~片付けまでで、だいたい45分くらい。

20081025b.jpg

ガレージキットを組み立て始めておよそ2年になりますが、プラ板を初めて加工しました。カッターとか金ヤスリとか、普段は活躍しない道具を使うことに。ものすごい基本的なツールなのに、全然使ってないってどういうことよ…。

カッターに至っては完全な使い古し(小学生の頃に買ったヤツ)。使っていて危なっかしいったらありゃしない。お金に余裕があるときに、一通りの道具を買い揃えておかないとな…

柊 かがみ[12]

カテゴリー: 手法

久しぶりに目を描く過程を記録してみました。

目を描き込んでいる間は、作業にそれなりの集中力を発揮しているせいか、つい写真撮影を忘れがちになります。今回はラッキーということで…



まずは鉛筆で下書きをします。今回は、「柊つかさ」と同じ構造の目。以前に一度やっているので、簡単に下書きをしています。細かいところは、思い出しながら調整していこう…というカンジで。補助資料には、単行本とキット付属の完成見本写真を参考資料として用意しました。

20081023b.jpg

最初の色を乗せます。ここでは"瞳孔"の部分を塗っていません。後から別の色を乗せるので、全部塗ってしまっても構わないのですが、瞳孔の下書きを残す意味で塗っていません。ここは好みで。

20081023c.jpg

二つ目の色を乗せます。瞳孔から目のフチ取りをしています。目立ちませんが、瞳孔の下に細い3本の線も書き加えてあります。ここまで来ると、全体がそこそこ形になってきた感じがします。

20081023d.jpg

ここまでくればあと一息。眉毛・まつげをくわえます。色は黒に見えますが、実際には"暗い紫色"です。黒だと目元がきつくなるので、"暗い何かの色"を使うように心がけています。青か紫の系統を使うことが多いでしょうか…

20081023e.jpg

最後にハイライトを加えて完成。


現在製作中の『柊かがみ』のキットの原型を製作された「鶴の館」さんで、キット作成の過程がアップロードされています(私のよりず~~~~っと上手!)。作っているキットは違うのですが、目の描き方もフォローされていますので、とてもよい参考になると思います。

原型師さんのサイトでは、ステップを踏んで目を丁寧に書き込んでいます。対して私は一気に仕上げる方法。丁寧さ・細やかさの違いはあるにせよ、目に光沢感を出したい場合、「鶴の館」さんのように、ある程度の作業をするごとにクリアを塗りこんでいくとよいと思います。

私は光沢感を出したくないので、クリアは塗りこんでいません。どちらが正しいということではなく、好みに合わせた完成品ができるように、方法を選んでいただければよろしいかと。

柊かがみ [11]

カテゴリー: 製作記

T:「なんじゃこりゃーーーーっ!!」



写真は、『かがみ様』の頭部パーツ。前回の日記で塗装が終了した顔面をマスクし、後頭部の髪を塗ったところです。全治3ヶ月とかいうレベルではないですね。石仮面被っても、こうはならない気がします。

T:「つかさーーーっ。私は人間をやめるわよーーーっ!!」

とりあえず、エアブラシ作業はここで終了。使ったエアブラシは丁寧に掃除をして片付けました。キットのことばかり書いていますが、道具の手入れも大事です。長持ちさせるためにも、定期的な洗浄をお薦めします。

T:「うま……グベェッ!!」
S:「いちいち、強調すんなっ!!やかましぃっ!!」

柊かがみ [10]

カテゴリー: 製作記

塗りやすいパーツから手を出してみました。



色が着くと、完成に近づいている気がするので楽しいですね。…といっても、この後にリタッチや目の描き込みという、"細かい作業"が連続していきます。その段階に入ると、なかなか前に進まなくなるのは必至。ここで気を抜かないのがポイントです。

さて、気分が良くなったところでマスキングでもしようかなっ

柊かがみ [9]

カテゴリー: 製作記

「マスキングをうまくやるためのフォーマットってあるのだろうか?」

写真の小さなパーツのマスクをしていた時、ふとそんなことを考えました。



このパーツ、左右で対になっているリボンです。一つ目のリボンは、少し大きめに切ったテープでマスクをしてみました。期待していたほど上手にはできませんでしたが、作業は終了。続いて、もう一つのパーツに対してもマスキング作業を開始。こちらは、細く切った短冊状のテープを使ってみました。思い通りにテープを貼り付けられます。なかなかよい……いや、むしろこちらの方法がより適切か?と思ったくらい。

と、ここまでの結果からは

「マスキング時にはテープを細く切って使いましょう」

という教訓が得られます。

ところが、これば万能かというとそうでもありません。大きな面積を覆いたいなら、紙やビニールを補助材料で使うべきです。細く切ったテープを使うより、「テープをパーツに当ててナイフで切る」方法がマッチする場面もあります。こう考えると、

「その場に応じてマスキングのやり方を変えるべき。どれを使うかは勘」

となってしまいます。ところが、この『勘』というのが当てになりません。先ほどのリボンのパーツの例だと、一つ目のパーツで大き目のテープを採用した根拠が"なんとなくの勘"。結果的にミス・チョイスです。やはり、よい手法を開発するには、基本となるやり方を固定。少しずつ条件を変えて結果をフィードバックさせるのが…… うわぁ、面倒くさい(www

ガレージキットを組み立てるたびに色々とメモは取っているのですが、いまひとつはっきりした方法が見つかっていません。削る&表面処理は一応のフォーマットがあるんだけどな~

柊かがみ [8]

カテゴリー: 製作記

柊かがみの製作記もとうとう、"その8"まで来てしまいました。
ようやく…ようやくのことで表面処理を終了。ベースのホワイトサフの吹きつけ完了まで漕ぎ着けました。ここまで長かった。



どうしてこんなに時間がかかったのか?一言で片付けると「自分の見通しの甘さ」です。

ガレージキットは言うまでもなく3次元の物体。大きさが2倍になると、2の3乗…すなわち8倍の面積が生じます。前回の藍華・S・グランチェスタ、賢狼ホロは共にミニサイズ。手のひらに余裕で乗る大きさです。

それと同じ感覚でやっていたら、「かがみ」はやってもやっても処理が進まない(実感が湧かない)。面積が大きいの加味した上で計画を立てれば良いものを、海外出張の時差ボケが追い討ちとなり頭の中身が整理できず。……結果、こうなったわけです。

まぁ、今は多少なりとも「かがみ」のサイズを把握しつつあります。ここからは塗装ですが、塗料の準備量に気をつけて行きたいと思います!

柊かがみ [7]

カテゴリー: 製作記

全っ然っ、作業が進んでいない『かがみ様』ですが、残す表面処理待ちパーツは写真の3点。



顔、ツインテールの片割れ、そしてリボン。

海外出張で作業が分断されたのと、週末に別の予定がみっしり詰まっていたのが響いて思うようにはかどりません。一度リズムが狂ってしまうとなかなか取り戻せないみたい。瞬間最大風速的な(突発的な)変化にうまく適応できないタイプなんですよね…


T:「それってさ、単なる加齢による能力低下なんじゃね(ww」
S:「むかッ!!

柊かがみ [6]

カテゴリー: 製作記

表面処理が進んできました。



写真は、とりあえずサフを吹きなおしたところ。この後、パーツの表面をチェックして、必要に応じて再修正をかけていくわけです。再修正を繰り返すほど、修正箇所が減っていきます。ということで、ここから先の作業は、ピッチがどんどん上がっていく……はず。

チゼル

カテゴリー: ツール

今回は、買ったはいいけれどほとんど使っていないツールの紹介です。

ハセガワトライツールのチゼル(彫刻刀)。つい先日に「思い出のガレキ」に登場したアリス・キャロルで使ったっきり、ほとんど日の目を見ていません。この写真を撮るために引っ張り出してきたくらいです(www



砥石も付属していて、長く使えるよい道具だと思います。ですが、ほとんど出番はなし。う~~ん、なんでだろう…

1) デザインナイフで加工できる範囲が拡大した
2) モーターツールが、取って代わった

なんとなく、それっぽい理由です。でも、本当のところは

3) 道具なんてものは、買ってきたはいいが秘蔵品になるものだ

が、真実かも。筆なんかもやたらと本数が多かったりします。でも、実際に使っているのは一握りだったりするわけで……。色々な道具を試して、自分にあったものを探していく過程で零れ落ちた道具なのかもしれません。

柊かがみ [5]

カテゴリー: 製作記

地道に表面処理を行っています。



今回のキットはどういうわけか表面が綺麗に仕上がっています。その理由は不明。ですが、時々『やたらと仕上がり面が綺麗な』キットがあります。自分の作業の結果でそうなるのか、キットそのものの力によるものか、真偽は不明。ちょっと気になるところなので、いつか謎が解けたらいいな~なんて思います。

部屋が手狭な状態にあるため、ここからは、3つくらいの塊に分けて作業を行う予定です。

一塊を表面処理→サフ→別の塊に…

という具合。こうすると、サフの後にパーツを乾燥させるスペースが少なくて済むのです。

柊かがみ [4]

カテゴリー: 製作記

サフを吹き終わったので、表面処理の仕上げに入りました。



私の言う仕上げは「#800の紙やすりで表面全体を磨きなおす」こと+「穴を瓶入りのサーフェイサー(1000)で埋める」ことの2つです。

初回の表面処理でちょっと頑張ったのと、何しろもとのキットの出来がよいことが助けとなってくれそうな予感。まだ、あまり見ていないのですが、割合素直に作業が進みそうです。

なんにせよ、へし折った帯のパーツに気をつけて作業していかないと…

柊かがみ [3]

カテゴリー: 製作記

仮組みをしてみました。



パーツがすんなりかみ合ってくれるのと、軸を深めに打ち込んだ成果あって、テープによる仮止めをせずに、ほとんどのパーツがくっついてくれました。この辺りも「慣れ」によるものでしょうか。

ちょっと背中側に倒れそうになりながらも、なんとか自立。(仮組み写真では装着していない)左右のリボンをつけると、自立しないかも…。

立ち上がりを振り返ってみる

カテゴリー: 雑記

かなり前になりますが、アキバブログにフィギュアの価格のお話がありました。

ここ数年で完成品PVCフィギュアの品質が上がっているのは感じていました。しかも、なかなかお手ごろな値段設定。その影では色々と苦労があるんですね。色々な企業が参加 してくると競争が激しくなり、業界の方は大変かと思います。ですが、寂れているよりは賑やかな方がいいんじゃないかと。買い手側から見れば、選択肢が増えますし。

ただ、ガレージキットをコソコソと組み立てている身から考えますと、昨今の完成品市場の拡大は少々不安に感じます。

3次元造型に興味を持った人たちのほとんどが、完成品のエリアに流れていく。そうなると、『手を動かして作る』分野には新しい風が入らなくなります。その先にあるのは、あまり芳 しくない未来なわけで。もっとも、買ってきて愛でる方が圧倒的に楽なのは確かです。市販品の質が十分安定しているなら、完成品の分野に人とお金が流れていくのは、よ~く分かります。

そんな環境下。ガレージキットを組み立てる側に入ってくるには、それなりの動機付けが必要になりそうです。例えば…

1) 自分の欲しいフィギュアは、製品化されないジャンルだ
2) 製品はある。しかし、ガレキでしかないフィギュアが欲しい
3) 組み立てる作業そのものが楽しい

自分などは、(3)が主体で、(2)が補足的なモチベーションになっています(この製作意欲を推し進めると、原型製作にまで至ると思われる)。

ただ、初心者にとってフィギュア組み立てというのは敷居が高いものです。原型師さんのサイトなどを見ると、それはそれは美しい作品が見られます。ガレキ関連のブログも、凄腕の方が多い。見ていてすごく楽しいですのですが、入門レベルの人から見ると、『あまりレベルが高すぎて出鼻を挫かれる』こともあります。

ということで、始めたのがこのブログ。

「大して技術もない人間が、アホみたいに製作過程さらしているのを見れば、初めての人も精神的に楽になるんじゃね?」



ヘナチョコ君が、好き勝手にガレージキットと戯れている…それで、ガレキ組み立てに挑戦する人のキッカケや励ましになるんじゃないかと思ったわけです。そんなにうまくなくてもいいじゃない。楽しいんだもん。

プラスして、初心者が試したこと、考えていることを書きとめておけば、新規参入の方々の参考資料になるやもしれません。目の描き方を時おりさ らしあげているのは、この辺を意識してます。うまい人のまとめたノウハウのテキストは別のサイトを見ていただればいいですしね。

「達人の開示する情報」にも、「素人が発信する情報」にも、それぞれ価値があるんじゃないか……。ならば、初心者のうちに初心者ならではの事を書こう!というコンセプト。だったのですが、 最近はすっかり明後日の方向に進んでいる気もします(www

いかんな~

T:「道を見失ってはいかんよ、君ぃ~」
S:「いや、アンタがそれ言いますか」
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