天使千秋 [2]

カテゴリー: 製作記

作業を始めて2日目。非常に悩ましい壁にぶち当たりました。

頭を悩ませているのはスカートと足のパーツの組み立て方。原型師さんはスカートを分割しています。まずは、スカートの切れ目が目立たなくなるように、メンソレータム+エポキシパテの技を使ってパーツ間の隙間を埋めにかかりました。

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こんな風にエポキシパテを塗って、ぎゅ~っとやって

20090629b.jpg

ラインを合わせるわけですね。

と、ここまでやって「そこまでやるなら、スカートを先にくっつけて隙間を完全に埋めたらどうだろう?」と思ったわけです。

早速テストしてみたところ、スカートを先に接合すると下半身…足パーツがはめ込みにくいことが分かります。少なくとも、下半身を完成させた後でスカートの中に差し込むのは絶対に不可能。右足をスカート内にハメコミ→左足をハメコミ、と順序よく差し込んでいけば何とかなりそうですが、接着剤を付けるのは難しそうな気配。

T:「ならば、スカートを広げてやればよいのだよ」

と思いついてしばし考慮。考えるに、天使千秋はタイト気味のスカートを履いているから天使千秋のような気がしました。更に、スカートを広げるとなると、大きく形を変えなければならないことも判明。

T:「それじゃあ、足を削ろう」

次に考えたのはこのアイデア。しかし、スカート内部との干渉を考えるとなると、3次元的に立体物を把握する能力が求められます。キットが立つ時に負担がかかる足を削るのは、ある意味で冒険といえましょう。

まとめると、原型師さんの作った形を変えることは極力避けたい。しかし、パーツ分割の限界を超えたフォルムを再現したい…ということ。もっとも、そのためには何か、どこかで無理を通す必要があります。


T:「さぁ、匠はどうやってこの問題をクリアするのでしょうか?皆さんで推理してみてください」
S:「劇的ビフォーアフターか!?このブログは」


うーーーーーーーーーーーーーーーーーーん、と悩むこと実に48時間。


パーツを触っては悩むのをさんざん繰り返して、スカートを先に接着&完全に接合面をなくす方策を取ることを確定。そして足の形を変えるのも却下。一番最初に考えた"強引に組み立てる"作戦に打って出ようと計画しました。

この作戦の最大のリスクは、下半身・足をはめ込む時の圧力で接着したスカートが崩壊するリスク。難しいポイントは、芯線をいかにして通すかということ。ともに仮組段階で入念に確認しておかないと、最後の最後でとんでもない大惨事になりそうです。ここからは、この2つのポイントを十分に意識して作業を進めていくことにしましょう。

天使千秋 [1]

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久しぶりにARIAから離れて、別のネタのキット組み立てに取り掛かろうと思います。おそらく、これがワンダーフェスティバル前に完成させられる最後のキットになります。つまり、完成させた頃合いに夏のワンフェスということ。テンション上がってきたぞ(www

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積みガレキの中からチョイスしたのは、Autarkieさんの天使千秋。元ネタは桜場コハルの「みなみけ」です(週刊ヤングマガジン連載)。仕入れたのは2009年のホビコン東京。珍しいことに、購入してから3カ月以内に組み立てに取り掛かることになりました。


T:「つまり、他のキットが文字通り積みガレキになってるわけだな」
S:「それを言ってくれるなよ…」


原型師さんのサイトによればマスキングがほとんど不要とのこと。気持ちよく作れそうな予感がします。まずはパーツを色々と触ってみることにしましょうか。



p.s. 水無灯里ですが、fgへの投稿を終了しました

水無 灯里 flying ver. [17]

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無事に完成しました~~

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製作途中で原型師さんのコメントが入り、緊張しましたが、最後まできっちりできてホッとしています。あとは、ワンフェスで写真をお渡ししつつ、製作時のこととかお話できれば言うことなしです。久しぶりに「fg」への投稿もする予定です。

さてさて、この水無灯里。単体でもしっかりとした作品ですが、別キット「ウッディとエアバイク」の後ろに乗せると原作(とアニメ)の一コマを再現できる代物だったりします。顔が下を向いているのは、エアバイクと合体させることを想定しているからなのですね。


T:「…で、そのウッディとエアバイクはどこにあるの?」
S:「うん。ワンフェスで買い物しすぎて、気がついたらお金がなくなっちゃったんだ。テヘッ☆」
T:「アホかぁーーーーーーっ!!

気がついたらお金がなくなるのがワンフェスの魔法。そう思いませんか??

水無 灯里 flying ver. [16]

カテゴリー: 製作記

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足がつき、猫が背中に乗り、帽子を被り…と牛歩戦術で組み立てを進めています。

一気にやってもいいように思えるのですが(実際、このブログでも一気に組み立てた例はあります)、本来であれば、一つずつ進めるのがベストだと思っています。というのも、

一気に組み立てる
 ↓
途中で接着剤が硬化していないパーツを触る
 ↓
当然、崩れる
 ↓
崩れたことでバランスが失われる
 ↓
別のパーツに負担がかかる
 ↓
その接着点が崩壊する
 ↓
連鎖反応が止まるまで崩れる(www

ということが実際にあったから。これまで2~3体のガレキでこれをやっています。焦ってはいけないのですね。今回はいい感じで自制が効いています。

…というと聞こえはよいのですが、実際のところは歯の詰め物が取れて歯医者に行ったら、虫歯をガリガリ削られて、気力を失っている結果です(www。歯医者ってやたらと疲れませんか?ただ寝ているだけなのに、終わったらグッタリ…みたいな。

今日は歯型の型取りをしたのですが、ここからレジンキャストを流し込んで複製するのに詰め物を作るのに、一週間くらいかかるらしいです。それまで食事に苦労しそうだなぁ…

水無 灯里 flying ver. [15]

カテゴリー: 製作記

目の仕上げ、デカールの貼り付けをしてパーツはすべて完成。最後の工程、組み立てに入りました。

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このキットで最も厳しいのはモミアゲをどうやって接着するかということ。先にくっつけると、後ろに流れた髪が肩と干渉するか、背中に乗るアリア社長(ネコのこと。写真右上にあるパーツ)とぶつかるか。不用意に接着するわけにはいきません。

こういうときは仮組みしておいてパーツを慎重に組み立てていく以外に有効な方法はありません。事前に調べておいた組み立てメモを見ながら、手の感触を加えて、勘でやっていくことになります。ちなみに今回はまぁまぁ…うまくいっていると思います。少なくともモミアゲに関しては干渉問題をクリアーしつつ接着ができました。

さて、残りのパーツを地道に接着していきましょうかね~

水無 灯里 flying ver. [14]

カテゴリー: 手法

久し振りに目を入れる過程を写真に撮ってみました。今回はステップごとではなく、15分おきに撮影。時間経過とともに、どう変わるかを見てみました。

T:「意外と 新 機 軸 の 予 感 ! ! !
S:「単なる思い付きだけどね」

まずは、作業開始15分。
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この段階では、目の位置を決めて、簡単に下書きをしました。大きさが分かるように爪楊枝を添えてあります。1/12スケールなのでなかなか小さいですよ。

つづいて作業開始から30分経過時。
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目は放っておいて、眉毛と口を仕上げています。目を後回しにしたのは、なんとなく気分が乗らなかったからであって、それ以外の意味はありません。工程の順番的に意味はないです。

作業開始から45分。
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目を塗り始めています。このころは塗る作業に集中力が高まっている分、写真撮影がいい加減になっています。ピンボケ(ww。ここでは、明るい部分を塗った段階から徐々に深い瞳の色を付けていこうとしています。

作業開始から1時間。
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こんな感じで完成です。目のハイライトが左右で大きさが違うのですが、実物レベルではそれほど気にならないです。写真にすると目立っちゃいますね。ということで、このあとに微調整を加えました。

水無 灯里 flying ver. [13]

カテゴリー: 製作記

あまりに作業が進まないように思えたので、写真を撮って比較してみることにしました。

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変わったところと言えば

1) 靴の黄色が入った。靴底が黄色いので分かりやすい
2) リボンが完成している
3) 右手も完成している
4) 帽子は全く手をつけていない

4番目はまぁ置いといて、残されたのはブーツをはじめとした青色のみ。それを塗り終わったらコート剤で軽く仕上げて、デカール貼りと顔の仕上げに取り掛かることになるでしょう。

そうそう。今回は右手のグローブについた腕輪の部分をゴールドで仕上げてみました。いつもは黄色で塗っているんですけど、ちょっと趣向を変えてみようということで。これはこれでいい感じですね。

水無 灯里 flying ver. [12]

カテゴリー: 製作記

只今、筆塗りで格闘中。今は黄色をやっています。写真で言うとブーツの黄色の帯の部分に当たります。そういえば、足につけたシャドウが写真でも分かりますね。ウンウン、強調表現がいい感じにできるようになっています。

などと、珍しく自分で自分を褒めていますが、こうでもしないとやってられないんです。

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黄色が終わったら青のリタッチ。その次はデカール処理。合間にコート剤を忘れずに吹き付け。それから目をやって…と作業リストは目白押し。要するにこまごまとした作業が溜まりにたまっているのです。

ガレキ組み立てってこんなに細かい作業だったかな…。いや、気の持ちようの問題なのかな??

水無 灯里 flying ver. [11]

カテゴリー: 製作記

一番ややこしかった胴体パーツを塗装しました。

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写真で見ると、まぁまぁきちんと塗れているように見えるのですが(え?見えないって?)、マスク漏れで青があちこちについてしまって後処理が大変でした。パーツが大きいと、どうしても多少のミスは出てきてしまいますのでね…

T:「でも、ちょっと今回の多すぎたきらいがあるけどな」
S:「冷静さがないんだよね。転職と引っ越しでストレスかかってんのかな…」
T:「たまにはアキバハラに来るといいよ」

基本的に800~1000番くらいの紙やすりでついた塗料をこそぎ落として対応です。それが無理っぽいところは白をリタッチしました。写真の中で5~6か所はこういった部分があるのですが、見た目にはわからないと思います。

ここで得られる教訓は、この手のごまかしは意外と効くということ。初心者の方々も「エアブラシ塗装で失敗したらどうしよう…」と思わずに、どんどん塗っていくことをオススメします。

ただし、このこそぎ落としを使うためのポイントがあります。それは、『一色塗るたびにコート剤を吹き付けておく』こと。塗装したらコート剤…というクセをつけておきましょう。見た目には何の意味もないコート剤ですが、マスキング漏れでできた塗装をこそぎ落とすときに役に立ちます。多少"削りすぎ"たとしても、コート剤が防御壁の働きをして、下の塗料の塗膜を保護してくれるのですよ。

ガレキを組み立てるときには、『失敗からリカバリーする技術』と『失敗に対する保険』の二つが大切です!

水無 灯里 flying ver. [10]

カテゴリー: 製作記

マスキングを完了しました。足はマスキングしてまでエアブラシ塗装するのか、筆で塗るのかさんざん迷った挙句、マスキングに踏み切った次第。

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削る作業は何時間やっても飽きないのですが、これがマスキングとなると、集中力を持続できて1~2時間というところ。極端に集中しているのか、それとも単に嫌いなのか、飽きっぽいのか…。ということで、マスキングは休憩を入れつつ、ちまちまと進めています。

もっとも休憩時間にゲームに夢中になった結果、復帰したマスク作業でマスク漏れとか肝心な場所をマスクし忘れるとか、ポカをやらかすことも多いです。

あ、それって集中してないってことだから、単に苦手ってことなのかっ!!


T:「気づくの遅いよ!なにやってんの!」
S:「うっ、うるせーーーっ!!」

水無 灯里 flying ver. [9]

カテゴリー: 製作記

S:「もうなんかね。諦めてマスキングしてますよっ!ハイッ!」
T:「意味不明に逆ギレ気味なんですけどっ!!」

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とまぁ、そんなこんなで地道にマスク中。とりあえず、一色塗るのには十分なマスクは完了しました。胴体という大きなパーツのマスキングが残っているけれど、それはコツコツやっていきましょうかね~~

水無 灯里 flying ver. [8]

カテゴリー: 製作記

前回エアブラシ塗装したパーツに筆塗りの処理もして、サクサクッと髪のパーツを完成させました。このままだと、頭頂部に髪の毛がないカッパ頭になってしまいますが(www

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つまるところ、マスキング作業から逃れたい一心でやった作業。暇つぶしにもならない短時間で終わってしまいました。残されたのはマスキング待ちのパーツたち。あぁ…、そんなにこっちを見ないでおくれよ~。

T:「そんなにマスキングが嫌かね?」
S:「すごく……つらいです」
T:「うほっ」

とか言っていても何も始まりません。次からちゃんとマスキングに取り掛かる予定です!

水無 灯里 flying ver. [7]

カテゴリー: 製作記

ホワイトニングが終了したついでに髪を塗ってみました。

この段階になって、とあるパーツに今まで気づかなかった(気にもしなかった)傷を見つけたのがちょっとショック。直すのが筋なのでしょうけれど、

 ・今回直しても、次に新しい傷を見つけるのは必至
 ・今までスルーしていたのだから、大勢に影響はない

という2点を考慮して処理を続行。こういった妥結という名の自己暗示も必要です。これをやらないといつまで経ってもキットは完成しませんので(www

20090605.jpg

いつもどおりに、明るい色→シャドウ色という手順でエアブラシ塗装。今回はピンクとつや消しホワイトを1:1で混ぜたものを「明るい色」として使ってみました。塗った後で見直すと、これはこれで変ではないけれど、もっと白を強くした淡いピンク色の方がよかったかも……と反省。次は気をつけよう。

さて、次はマスキングです。


T:「次は気をつけるってことは、次があるわけだな」
S:「そりゃもう、でっかい好き……」
T:「ハイ、そこ!アリアのガレキを買い貯めるの禁止っ!!
S:「え~~~~~っ!!!」

水無 灯里 flying ver. [6]

カテゴリー: 製作記

表面処理が進み、徐々にホワイトニングをしています。

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予想通りに悩んでいるのが水先案内人の制服のスカート。あまりに平坦な表面では布の感じが出ない、かといって適当に仕上げると雑な印象になってしまいます。要は全体として"そつなく"まとまっていればよいのですが、これってほとんどセンスなわけで、客観的な指標がないんですよね…。

どのあたりまで進めようか…

表面処理をしていくと、細かいところへ、さらに細かいところへと没入していく傾向があります。そんなときは、振り返って一歩引いた視点で眺めるのがポイントのはず。と分かっていても、つい追及が始まってしまい、引き際を見失ったり(www。いつになっても見極めは難しいものです。

水無 灯里 flying ver. [5]

カテゴリー: 製作記

表面処理が終わったパーツが出てきました。これでおおよそ半分くらいは終わったイメージになります。

20090601.jpg

とにかく残りのパーツもしっかりと仕上げて、ホワイトニングまで持っていかなければなりません。そのあとに一呼吸おいて、マスキングの順番を考えることになるはず。今回は、どこをどうやってマスクするかきちんと考えないといけないと思っています。

その心は、色の強さの問題。

アリアカンパニーの制服は青と黄色のコンビネーション。黄色は極端に弱い色で、青は強い色。黄色になる部分に対して、うっかり青の下地を塗ってしまおうものなら大変なことになります。その逆は問題なしですが…

この色の強さの特性を生かして楽なマスキングを考える必要があるわけですね。
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