コミックマーケット81 レポート2

カテゴリー: イベント

皆さんと私たちの利害は一致しております。みなさんは一刻も早く中に入って本を買いたい。私たちスタッフはみなさんを早く中に入れて家に帰りたい。お互いのために、ご協力お願いします!


コミックマーケット3日目のレポートです。

この日は9時50分くらいに行列の後ろに到達。コミケではスロースターターで、いつもこんなものです。東館から入場を選択。東側駐車場にはズラッと人の壁ができていました。
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30~40分ほど並んで入場。ざら~っと東を巡回して、西館へ移動。企業ブースもゆったりと回ってみました。下の写真は、西館の上から見た東館のトラックヤードの様子。かなりの人がいるのですが、撮影した時間は、コミケの終盤。序盤はもっと人がいます。全体をぐるり回って堪能した後、3時過ぎに離脱しました。
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前日に続いて造形関連のブースを見つけたので、小冊子を購入。神聖マタンゴ帝国さんのブースでした。内容は原型製作の材料は何がいいか……というもの。実際のディーラーさんの意見を知ることができる、いい冊子です。雑誌で有名原型師さんが道具の紹介をしていますが、あーゆーのはスポンサーとの兼ね合いがあるので、正直ベースなお話はこういうのを買うか、直接尋ねるしかありません。このブースでは原型製作について軽く話し込んできました。

もう一冊は、歩いているときに目に入ったイラスト集。別に好きってワケでもないんですが(w、原型製作のモチベーションにでもなれば……というところでしょうか(w
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そんなこんなで2011年も今日で終了。最後は秋葉原に出て一年の締めとしました。もちろん街はコミケ帰りの人たちで溢れていました(w
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今年、巡り会えた多くの素敵な出来事に感謝の気持ちを。そして来年もよろしくお願いします!

Auguri Buonanno


2 0 1 1 年 の ア キ バ 滞 空 日 数 : 7 5 日 (+1日)
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このコミケが終わったら、初詣に行くんだ

カテゴリー: イベント

できるだけ前につめて下さーい、前の人を掘るイメージでーす!

実際に耳にしたスタッフさんの名言です。


微妙な死亡フラグを立てつつ、コミックマーケット81 最終日へ行ってきます。
さぁ、楽しいことを はじめよう

コミックマーケット81 レポート!

カテゴリー: イベント

君たちはっ、列の隙間を埋めることを強いられているんだっ!!

実際に耳にしたスタッフさんの名言です(w


さて、そんなわけで年末の大祭、コミックマーケット81に参加しています。1日目は終了間際に会場入りして、お世話になっているサークルさんにご挨拶。その後は、食事会→カラオケと素敵な一時を思う存分楽しみました。2日目は午前から参戦。上の台詞を聞きながら入場。東館→西館と回って、献血の行列に並びました。閉会直前に採血が終了したので、東に戻って「三三七拍子と万歳」に加わり閉会……といった具合です。

コミケには立体造形と関連があるジャンルがあるので、そのあたりをチェックしてきました。

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「フィギュアをトランプで戦わせよう」

非電源ゲームの島にあった本です。figmaとトランプを使ってバトルゲームをしよう!……というコンセプト。内容はルールブックと実際のプレーの様子です。非電源ゲームとは、電気を使わないゲームのことです。百人一首のような純和風の遊びもあれば、カードゲームやボードゲームもあります。おそらく誰もが一度はやったことがあると思います。

原型製作をする側は、つい「フィギュアは作るか、眺めて楽しむもの」と盲目的に考えてしまいます。でも、figmaなんてポージングで遊ぶものですし、楽しみ方は一つではありません。非電源ゲームとフィギュアの融合は、原型師として注目すべきジャンルなのかも。ワンフェスでも、フィギュア発でボードゲームと連携を取るものがあります。この本はゲームサイドからのアプローチ。そう考えるとなかなか面白いですね。


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「ねんどろいど改造レポート」

こういうのを邪道といってはいけないと思いました。自分が欲しいと思うものを形にする。そのために既にある素材・材料・道具を最大限活用するのは当然のことです。この同人誌で"いいな~"と感じたのは、とにかく完成させるというコンセプトを全面に押し出していること。これって、凄く大切ですよね。キット組み立てでも、原型製作でも。

もう一つ感じたのは、こうやって加工していく過程をまとめた書籍の価値。今では、原型製作の過程が、ブログや動画サイトへ盛んに投稿されています。教則本・付属DVDなども豊富で、きちんと学ぶための資料は、かなり簡単に手に入る状況。でも、上手な先生のお手本だけではカバーできない領域もあるはず。実際に手を動かしてみて「こんなだったよ~」という等身大の手記にも、学ぶ点は多いと思います。こんな感じの本を作ったら、原型に挑戦する人のモチベーションにならないかな~


その他の買い物はこんな感じ。でした。え?ジャンルが偏ってるって?
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このブログで組み立ててるガレキの種類を考えたら、このくらい普通ですよ。

大丈夫だ、問題ない。


2011年のアキバ滞空日数:74日(+2日)

ハクア ド ロット ヘルミニウム.2 [2]

カテゴリー: 製作記

一回目の表面処理中です。

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なんだかみすぼらしい状態です。しかし、表面処理した後は大抵こんな状態になるもの。この上からサフを吹き付けると、この程度のまだらなんてまるで見えなくなります。大丈夫だ、問題ない

この段階では小規模な整形と大まかな表面処理を目標にします。整形に関しては、これ以降の処理では行わないので、ここでケリをつけておくのがポイント。大きなところから手をつけていき、徐々に細かい作業へと入っていくのが、理想的な手順なのです。

……といっても、初心者のうちは、何が大規模な整形で、何が小規模な整形なのか判断がつかないものですけれどね。そして、相変わらず指が痛いです。

そして年末へ

カテゴリー: アキバ

クリスマスに秋葉原の散策をしてきました~。いや、連休なら行っておかないと(w

クリスマスと言うことで、秋葉原駅構内には西尾維新のボックスが登場。これに限らず、クリスマスツリーがあちこちにありましたけどね。モンハンのキャラまでクリスマス仕様でした。ちなみに一緒に写真撮影するのもOKというサービスぶり。

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そして恒例の歩行者天国

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この日は風が冷たくて困りました。晴れているので暖かいと思いきや、完全に冬モード。適当なタイミングでビルに入って新製品をチェックしながら暖を取る……くらいでちょうどいいくらいでした。駅前のボークスでは、セイバーのバイクを展示。声をかければ試乗もできます。

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そうそう。イカ娘がサンタ娘になってました。

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この日で営業が終了するリナックスカフェでは、九十九電機と連動したつくもたん・らびたんグッズの引き替え場所になってました。今まで流していましたが、らびたんもそこそこカワイイ感じのキャラなんですね。いや、だからってどうということはありませんが。そしてクリスマスは終了し、怒濤の年末年始へ。この街が狂喜乱舞する年末のビッグイベントがいよいよ開幕します。

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今週の隠し部屋
秋葉原電気街口出口付近にある、路上の金網です。

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これが何?ってもんですが、じつはこれ、地下鉄銀座線「万世橋駅」の跡地への入り口なのです。今でこそ路上の金網に過ぎませんが、かつてはここに地下鉄の駅があったというお話。時代が流れていく一方で、こうした遺構が残っているんですね。


2011年のアキバ滞空日数:72日(+2日)

LAB REFERENCE MODEL

カテゴリー: CDISCラボ

(当エントリの内容は、自己責任でご利用ください)

CDISC標準の一つ「LAB」の臨床検査値の基準値に関する初心者的な解釈本を作ってみました。

侵略!ラボ標準 その1
侵略!ラボ標準 その2
侵略!ラボ標準 その3
侵略!ラボ標準 その4

※ファイルをダウンロード後、拡張子をZIPに変更してください。

ハクア ド ロット ヘルミニウム.2 [1]

カテゴリー: 製作記

指の痛みはとれませんが、仮組みをしてみました

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ちょっと前髪の取り付けが歪んでいます。今のところは仮組みなんで、気にし過ぎなくていいのですが、本番の組み立てでは、注意が必要ですね。おっと、話し忘れていましたが、これは2つ目のハクアのキットです。先日のエントリで扱った同じハクアのよりは上手く出来上がる……のかなぁ~

そんなわけで指の痛みと相談しながら作業をするとしましょう!

ハクア ド ロット ヘルミニウム [7]

カテゴリー: 製作記

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…ということで、無事にすべてのパーツの表面処理が終わりました~。パチパチ!
次は白をエアブラシで吹きつけて~、ということになります。が、このキットはここでいったん休憩に入ります。

というのも原因不明の指の関節痛で、ほとんど作業ができないのです。痛いのは右手の中指。キーボードは打てないし、箸は握れないし、デザインナイフは持ちにくいし、紙やすりをかけるのも一苦労…。どこかにぶつけたとか、切ったとかではないので、しばらく手を使う作業はお休み気味にするつもりです。

数日で回復してくれるといいのですが…。あんまり痛かったらお医者さんですわね~~。

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ハクア ド ロット ヘルミニウム [6]

カテゴリー: 製作記

自作キットのハクアの作業が順調に進んでいます。おおよそのパーツはホワイトニングまで無事に終了。残されたのは左側にある「羽衣」のパーツです。

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形が複雑なので、どこかに修正モレがある…ということもあるのですが、実質的にパテ盛りがうまくできなくて停滞しています。

ガレージキットの表面には必ず穴が開いています。レジンそのものの発泡によるものだったり、複製に使ったシリコン型の限界だったり、さまざまな理由でデコボコになっています。模式図で示すとこんな感じです。
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こういう穴にはパテを埋め込んで整形します。で、今回の処理ではパテの下に空気が入り込んでしまうのです。パテの埋め込みなんて表面だけで十分だろうと思えます。が、パテが根元まできっちり埋まっていないと、表面処理をいくらやってもキレイに処理できません。パテで生めた部分が小さな出っ張りになったり、逆に小さな窪みになったりします。
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この手のトラブルになったら、やることは一つだけ。パテをしっかり埋めなおします。特別なテクニックは必要ありません。簡単なことなのですが、穴の根元までパテがどうしてもうまく入ってくれません。ドリルで穴を大きくしたり、デザインナイフで穴の口を大きくするなどの工夫を凝らしながら、かれこれ4回くらいやり直しています。ここさえ乗り切れば……なんですけどね~

トレフェス有明レポート

カテゴリー: イベント

自分一人で部屋にこもっていては原型作りに手詰まり感が出てくるもの。さらば、刺激を求めて旅に出るべきであります。そんなわけで、聖地へと足を運んできました。

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二週間以内に、この場所が煩悩で世界を焼き尽くす炎の3日間を迎えるとは思えない静けさ。そんなビッグサイトでした。もっとも会議室ではコミケットの事前会議があったんですけどね……

会場に到着したのが11時40分くらい。混雑を避けるために遅めに入ったわけですが、その試みは成功したようです。落ち着いた雰囲気の会場をぐる~~んと回って小一時間ほどで閲覧終了。今回は心惹かれる作品が少なめでした。


会場を見て回って一番驚いたのが自分の心の動き。これまでは、

 『自分は原型作れないし、やっぱり原型師って凄いな~』 
 『こんなに上手に原型作れないよ…』 

なんて恐縮していてばかりでした。それが、人に薦められたキッカケだったとはいえ、自分でもそれっぽい原型を作れることが分かってきた今日この頃。なんていうかちょっとばかり調子ぶっこいてる感じになってきました。もっと余裕を持って他人の作品を眺められるようになってきました。変に自信をつけたというか『遠慮しすぎでもなく、傲慢でもない態度』で刺激を受けられたと思います。
上手な作品をどうやって真似るとか、おもしろい形を頭にたたき込んで作品作りの引き出しにするとか、そんなことを狙ってみました。うまくできているかは今後の製作活動次第ですね。


以下、注目した作品

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シュタインズゲートから、オカリンとクリスティーナ。シュタインズゲートのガレキは数がありました。その中でも、作品の雰囲気はこれが一番好きです。背中を預けあっている構成で、二人の性格が更にグッと引き立っています。作風も素敵でした。(入る&出る さん

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「恋と選挙とチョコレート」のキャラを作っているディーラーさんの新作。いつ見ても素晴らしい出来です。そして、またもや私のお気に入りのキャラではないものが立体化をされて……(w。今後も注目&応援しています。(SNUFFKINGさん)

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会場の中でも数が特に多かったのが初音ミク。数が多いと食傷気味になってゲンナリしちゃうんですが、この作品は迫力がありました。

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これも面白かったです。バックが黒で、作品も引き立っていました

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薄桜鬼……だと思います。ぶっちゃけ、これは純粋に格好良かったです!かなり見入ってしまいました。こういうのが作れるようになりたいなーと思いましたよ(セブンスヘブンさん


そして、その後はもう一つの聖地へ(w
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クリスマス前のせいか、活気に満ちた街でした。どういうわけか、軒先にキュウべぇが干し柿のように吊されていましたが……。っつーか、これ全部逆さづりなんですけどね(w
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駅前の携帯ショップがマツモトキヨシに置き換わるみたいです。そしてリナックスカフェがまもなく閉店するみたいでした。ときどきお世話になっていたお店なので少し寂しいですね。記念にお店の看板を撮影してきました。
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最後はちょっと早めのクリスマスディナー。秋葉原の老舗のカレー屋さん「ベンガル」での期間限定メニューです。ホワイトソースがかかったサラダのように見える料理がトリッキーで面白いです。機会があれば是非ご賞味あれ!
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本日の戦利品
・ワイルドタイガー、鏑木虎徹さんのクリアファイル。これでワイルドに吠えるぜ!
・ガレキ一つ。たまには買い物も良いものです。
・シンナー2瓶
・0.5mm径アルミ線


2011年のアキバ滞空日数:70日(+1日)

ハクア ド ロット ヘルミニウム [5]

カテゴリー: 製作記

表面処理がだいぶ落ち着いてきました。

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パーツにサフを吹き、乾燥後に気になるところをピンポイントで磨き、またサフを吹いて、パーツをチェック…。そんな作業を繰り返しています。最初は修正箇所ばかりだったキットの部品が、徐々に完成に近づいていく様子がはっきりと手にとって分かる工程。単調ながらも、遣り甲斐のある作業だと思います。

ホワイトニングの工程も見え始めたので、ここから二体目のハクアの表面処理にも取り掛かる予定です。いや、なんか二個同時に作るってのを一度やってみたかったので…

ハクア ド ロット ヘルミニウム [4]

カテゴリー: 製作記

軽く表面処理をした後に、サフを吹きました。予想通りに傷やら穴やらが出現です。

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写真だときれいにヤスリがけできているように見えますが、実のところ表面はボコボコです。いつも通りのことなので、落ち着いて溶きパテを塗って乾燥中。この段階でのポイントは、全体の大まかな印象をイメージどおりに持っていくことです。

細かい場所の造形は後でいくらでも調整が効きます。逆に「あれ?」と思えるような大きな間違いは後から修正が効きません。基本的な造形……例えばスジ彫りの状態や、表面の凹凸には注意しておくとよいでしょう。塗装することで印象が変わることもあるのですが、初心者の方はあまり気にしない方がいいです(経験を積むと、どこで手を抜いても大丈夫か分かってきます)

そして面倒くさいことに、この作業段階では、磨きにしても、パテ盛り付けにしても、パーツ全体を対象にしなくちゃあいけません。そのため、「磨く」という作業にしろ、「パテ盛り」という作業にしろ、何かと時間がかかります。コツコツやる根気が大切です!

Retrieve Form for Data Capture

カテゴリー: CDISCラボ

今回のエントリは、RFDという仕組みについてです。

RFDとは Retrieve Form for Data Capture の略。これだけでは、RFDが何なのか、そしてCDISCとどう繋がるのか皆目検討もつきませんね。以下、ステップを踏んで説明していきたいと思います。

医療業界では、IT化がゆっくりと進んでいます。例えば、手書きだったカルテの電子化。例えば、紙の症例報告書を用いた治験のEDC化、といった具合です。Information Technologyを導入することは、決して間違いではありません。しかし、医療業界は『それぞれが勝手に電子化した結果、ちぐはぐになった』状態に陥っています。

先の例で見てみましょう。医師は電子カルテシステムを起動し、そこに患者の状態を記録します。EDCを利用する場合は、EDCシステムを起動します。そして、電子カルテに入ったデータをEDCへコピー&ペーストしています。理想的には、電子カルテに入ったデータが電子的に転送されるべきです。しかし、実際はバラバラに作られたシステムのつなぎ目を人の手が補っています。

そこで注目されているのがRFDという仕組みです。RFD自体は考え方、もしくはコンセプトです。これを具体的に実装するとなると、何かの規格……例えば、XFORMなど……を使うことになります。難しいことはさておき、ここでは「RFDは考え方の一つ」と理解しておきましょう。

このRFDには面白い特徴があります。
 1) 任意のコンピューターシステムに割り込んで、データを収集できる
 2) 収集したデータを好きな形式に変換できる

他にも特徴はありますが、この2つが非常にユニークで強力です。なぜでしょう?


1) 任意のコンピューターシステムに割り込んで、データを収集できる
この機能があることで、ユーザーは複数のシステムを起動する必要がなくなります。あるシステムを起動して、その中から別システムへの入力、もしくは別システムからのデータ抽出ができるようになります。

先ほどの例で言えば、「電子カルテを操作するのと、EDCを操作するのが同じシステムできる」状態になります。応用技で「電子カルテを操作しながら、外部の検査会社のデータを取り寄せる」といったシナリオもあるでしょう。

医療業界の電子化において、システムがバラバラである……という問題を指摘しました。RFDを使えば、ユーザーにとっては一つのシステムで全てが稼動しているように見えます。


2) 収集したデータを好きな形式に変換できる
先ほどは、データの送り手の話が中心でした。こちらの特徴は、データの受け取り手にとってのメリットになります。データを収集する側にとって、画一的なフォーマットでデータを収集することはとても重要な要素です。ある人は全角文字で、別の人は半角文字で、また別の人は画像ファイルで…とデータがバラバラでは、せっかく集めたデータを有効活用できません。

素晴らしいことにRFDは、データの受け取り手が望む形式でデータを受け取るように指定できます。相手が5人だろうと、100人だろうと、1万人だろうと、統一的なフォーマットを指定することができるのです。もちろん、CDISC標準に則ってデータを回収することもできます。


以上の特性から、RFDは治験関係でも注目を集めています。アメリカやヨーロッパでは電子カルテの普及が国策として推し進められています(アメリカでは、電子カルテを導入するとお金が貰えるシステムがあります)。この電子データを活用してデータ収集をすれば、効率化が図れるはず…。そう考えたときに、CDISC標準とRFDを組み合わせたモデルが脚光を浴びているわけです。


で、RFDって何よ?
ここまでかなり強引にRFDの利点を述べてきました。RFDが便利そうなことは分かりますが、ぶっちゃけどうなっているの?という疑問が残ります。具体的な実装になると、話が必要以上にややこしくなります。ここではRFDのモデルを簡単にご紹介します。

雑にRFDを紹介すると、以下の図のようになります。
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赤枠で囲まれているのがRFDに登場するモジュール、舞台で言うなら役者(アクター)です。4つの赤枠がありますが、この4つのアクターが互いに働きかけることでRFDの仕組みが実現します。

Form Filter
このアクターがRFDの中で中心的な役割を果たします。任意のシステムの中に潜り込み、ユーザーに対して入力フォームを表示させます。表示する入力フォームは、Form Managerが管理しています。そのため、Form Filterは新しいフォームが必要になったら、Form Managerと通信します。そして、必要なフォームを取り寄せて、画面に出力します。また、ユーザーが入力したデータを外部へ送信する機能も持っています。

Form Manager
入力フォームを管理するモジュールです。Form Filterから「ID=xxxのフォームをくれ」とリクエストがあると、その入力フォームの情報をForm Filterに返します。

入力フォームをきちんと設計しておけば、理想的なフォーマットでデータを回収できます。ですので、Form Managerはデータを回収する側が管理することになるでしょう。そして、入力フォームを入念に準備することになります。自分たちでフォームを開発してもよいでしょうし、一般公開されている使えそうなフォームを保存しておくのもよいでしょう。

Form Receiver
Form Filterが送信したデータを回収します。この受け取り側は常にデータを受領していきます。そのため、一度受領したデータが変更される…といったことが発生します。リアルタイムにデータを受け取ると考えても良いでしょう。

Form Archiver
こちらもデータを受領するアクターです。Form Receiverと異なるのは、Archiverは保存を目的としてデータを受領することです。


治験を例にとるなら、Form Filterを施設の電子カルテに連結、その他のアクターをスポンサーが有する…ということになるでしょう。また、Form Managerの管理を別会社に任せたり、入力フォームを公開している団体のForm Managerにアクセスしてもいいかもしれません。国が安全性情報の報告様式を定め、それをForm Managerで公開する…というシナリオも考えられます。

RFDの最大の利点は「データの交換」がある場所であれば自由に設定できる可能性があることです。もちろん、技術的な制限はありますし、現実的なソリューションは限られてくるでしょう。別のテクノロジーに凌駕される存在かもしれません。しかし、将来的なこと・現実的なことはさておいて、自由に想像の羽を広げつつ「こんな考え方もあるんだな~」と知っておく分には面白いネタだと思います。


参考サイト:
http://wiki.ihe.net/index.php?title=Retrieve_Form_for_Data_Capture
http://www.samedanltd.com/magazine/11/issue/164/article/3118

どこでもガレキパック

カテゴリー: ツール

アキハバラに足しげく通っている一方で、アキバに帰っている間はガレキが触れないのが不満でした。そこで、表面処理だけならどこでもできるようなセットを作ってみました。

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入れ物はこんな感じです。

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で、中を開けるとこんな状態。光硬化パテ、ハサミ、けがき針、デザインナイフ、爪楊枝が数本、紙やすりが数枚、そして処理したいキット。道具の数は少なめです。だって、アキバにいるならその場で仕入れればいいじゃない。

このセットのポイントは道具が箱の中にキッチリと納まることです。移動する間は揺れるので、箱の中身ができるだけ動かないようにパッキングしています。もちろん、最低限の荷物で軽量化を図るってのも忘れていはいません。このパッケージがあればワンフェスの締め切りも怖くないかも?

その、秋葉原の隠れた小道には…

カテゴリー: アキバ

12月に入り、二度目の週末が来ました。二度目の秋葉原散策です。来週はトレフェスがあるので、3週連続で東京に帰るのは確実。コミケが年末ですから、もうクリスマスもアキバに来れば5週連続になります。いや、我ながらただれきった生活です。

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今週の隠し部屋

今週は数年間気になっていたポイントの探索に挑みました。秋葉原駅の周辺の地図を眺めていると奇妙なブロックがあるのです。そのブロックは下の図のように建物が並んでいます。
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色がついているのがビルや建物。空白はビルがないところです。何が不自然かというと、真ん中の少し上の部分。ここが妙です。緑色の建物は四方を囲まれていて、進入経路がありません。空白地帯も不気味です。近くのビルに取り込まれずに空き地になっているのか、それとも別の何かが存在しているのか…。

この到達不可能な場所に何があるのか、どうやってこの建物の人は出入りをしているのか、数年間ずっと気になっていました。

ちなみにこの区画の地図をよーく眺めると、黄色で示すような隙間があります。この隙間が通路ならば、空白地帯に踏み込めそうです。
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ということで、この黄色の通路の入り口をチェックしてみました。結果は写真の通り。

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一カ所は金網があって進入不可。もう一カ所は人が通れる空間がありました。ただし、そのスペースは民家の玄関と公道をつなぐスペース。つまり、どなたかのお家の庭のようなものです。私有地ですから、ここを通る訳にはいきません。
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進入不可のルートを赤、私有地はビルの一部とすると、このような状態になります。

調査の結果、通路と2つの建物、そして空白地帯が「四方をビルで囲まれている」地図ができてしまいました。もうワケが分かりません。近くのビルに上って見下ろすと、空白地帯には目立った建物がないことが分かります。更に高いところから確認すると、小さな何らかの構造物があることが分かります。空白地帯にはビルではないけれど、何かがある模様。そこに行くルートはありませんが…

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(空白地帯を見下ろすと、そこだけポッカリと穴が広がっています)

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(もうちょっと頑張ると、屋根のようなものが…)

ここで、先ほどの私有地の写真を見直してみます。非常に分かりにくいのですが、ビルとビルの隙間から隣のブロックが微かに見えることに気づきます。向こう側が見えるということは、そこに空間があるということ。つまり、地図にはないけれど、逆側まで通じる道が存在しています。おそらく緑色の位置に隙間が存在しているはず。
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ということで、反対側に回ってみました。このどこかに緑色の空間への入り口が存在するはず。

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ビルの位置関係から考えると「ここか?」という場所があります

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ん~。位置的にはこの隙間なのですが…

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「えいっ!」と入ると、意外とスルスルと歩けます

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足元に注意しながら先へと進みます。

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ついに謎の空白地帯の手前まで到達。右斜め前に謎の空間の正体がっ!

どんどん進んでいったその先。ついに通路右手にあの空白地帯が現れます。

空白地の正体は『花房神社』。とても小さい敷地で、陽の光も当たりにくそうな場所ですが、神様のいらっしゃる場所でした。狐がいるので、稲荷神社ですね。お酒と花が供えられていて、キレイに掃除されていて、きちんと管理されている印象を受けました。アキハバラにはいくつかの神社があります。このブログでも紹介した『柳森神社』もその一つです。しかし、最高峰にマニアックなのは、この神社でしょう。

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地図で存在を確認していても、その場所にいけないほどの細い路地(というか路地かどうかも判別がつかない隙間)を通らないとたどり着けない場所。隠し空間とも言える場所、ビルの隙間からこっそりと見守ってくれる氏神さまがいるからこそ、秋葉原は繁栄できるのでしょう。きっと。

注:とても静かな場所ですので、参拝される場合は騒ぐことなく足を運ぶよう、お願いします。


2011年のアキバ滞空日数:69日(+2日)

半年ぶりに複製

カテゴリー: 原型製作#2 QB

冬のワンフェスに出品できるようにQBの複製をしました。

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前回のあまりが少数あったので、いくつか足して数をそろえようという算段です。半年ぶりに取り出したシリコン型はボロボロでした。シリコン型の取り方が下手くそなのも目立ちました。これでも当時は精一杯だったのはよ~く分かりますが(w

何回かトライしたのですが、肉厚になったり、レジンが回りきらなかったりとうまくいきません。半分くらいは失敗でした。型同士のかみ合わせが狂ってるとマトモに複製できない……。なんとかきりのいい数のキットを複製したところで作業終了。シリコン型は限界と判断して破棄しました。

そんなわけで、冬のワンフェスでQBさんの再販ができる状態になりました。肝心の申し込みはしていませんけれどね(w

オリオンをなぞる

カテゴリー: アキバ

週末に秋葉原の散策に出かけてきました~。日曜日だったので歩行者天国でしたよ!

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この日は風が強くて肌寒さを感じました。しかしアレですかね、ボーナスが近いせいか、人出の多いアキバでした。でも、ぶっちゃけ変化も話題も乏しい一日でした。やたらとフィギュアの山積みが目立ちましたが……

そんなアキバのワンフェスカフェの奥では、昔の海洋堂の資料を展示していました。帆船のキットの説明書が飾ってありまして、これに実にいいことが書いてありました。「プラモデルを上手に作る方法」という題名があり

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1. まず、むつかしいという先入観を捨てて下さい

ね?凄く大切でしょう?

この後は、パーツの不足をチェックするとか、接着剤は少なめがいいとか、現実的なアドバイスが続きます。まずは入りのイメージから説くのが実に日本らしいです。技術ではなく精神論。求道精神を感じさせる説明書に感銘を受けました。次のイベントで出すキットの説明書に書いてみようかな(w


その他の注目ポイントは、新設された喫煙スポット。

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そして、魂ネイションショールームにあった、鏑木虎徹のサンプル。グルグル回っておりました。

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今週のリア充爆発しろ
秋葉原の片隅にあったポップ。初音ミクがポソリ

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くりすますなくなれ

それではみなさん素敵なクリスマスを!(w


2011年のアキバ滞空日数:67日(+1日)

千石撫子 [31]

カテゴリー: 製作記

「千石撫子」完成しました~

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帽子を被ってしまうと顔がはっきり見えないので帽子なしバージョンの写真にしてみました。

今回の組み立てはおよそ4ヶ月かかりました。長期間かけたわけですが、ちょっとやりすぎたかな~と反省しています。間に原型製作を挟んだのが原因で、原型製作にも締め切りってものがあって、キット組み立てに集中しているわけにもいかなかった…。それが現実なのですが、もう少しやりようはあったかな~と思います。

良かった点は、コートの出来。それから眉毛の造形がいい感じだったこと。上着の色合いもいい感じでした。なんか塗装は上手くいったほうなのかな?贅沢を言えば、目の書き込みを頑張りたかったところ。とはいえ、ブランクが相当あったので、実力を踏まえれば妥当な線だと思います。

これも一つの作品ということで!

千石撫子 [30]

カテゴリー: 製作記

千石撫子の塗装が終了したので、組み立てをしています。今回は上着の塗装がすご~~~くいい感じに仕上がりました。色合いが理想どおり。うれしいので、いつもより大きめの写真です(w

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そして本体の組みあがりはご覧の状態。ココまでくれば完成したも同然の状態です。

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そんなわけで、次回が千石撫子の最終回。久しぶりのガレキ組み立てが完了します!

そんな未来はウソである

カテゴリー: 雑記

桜場コハルさんの「そんな未来はウソである」の2巻が11月の頭に発売されたのでチェックしました~

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人がウソをついているのが分かる女の子 と 目を見るとその人の未来が分かる女の子 を中心したコメディです。2巻になって登場人物の関係が微妙に変化してきました。日常系のほんわかした空気がオチになっていて、のんびり楽しめる作品だと思います。

何でこの漫画を読もうと思ったのかは謎なのですが(どういう経緯で読み始めたのか…)、面白いからまぁいいか(w

ハクア ド ロット ヘルミニウム [3]

カテゴリー: 製作記

今回は自作ガレージキットの組み立て工程の様子です。紙やすりで磨いたり、軸打ちをしたりです。パーツのかみ合わせの調整のためにエポパテで隙間を埋めました。

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以前のエントリでご紹介したライン(針金)を使い分けている様子が分かるでしょうか?

中央下にあるアホ毛のパーツには0.3mmの真鍮線。
右下にあるパーツには0.8mmのアルミ線と0.5mmの真鍮線。
左中央は0.5mmの真鍮線。

このような感じになっています。こうしてみると、一つのキットに色々な素材が使われていることが分かると思います。ガレージキットは色々な道具とアイデアと情熱の複合物ってことですね。
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