やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 [8]

カテゴリー: 雑記

現在の自分を苦しめるのは、過去の自分だ。
おそらく未来の自分を苦しめるのは現在の自分だろう。


…ということで、「俺ガイル」の8巻を読みました。今回は生徒会長選挙が舞台です。

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学校の生徒会会長の選挙が行われることになったが、そこに立候補したのは周囲の悪戯によって、候補に仕立て上げられてしまった一年生女子。「彼女を選挙に落選させる」という依頼が、奉仕部にもたらされます。

相変わらず自分を犠牲にして目的を達しようとする比企谷八幡。一方で、そんなやり方に黙っていられない雪ノ下と由比ヶ浜。その対立のミゾは埋まらず、互いのやり方で依頼を解決することになります。与えられた時間はごく僅か。選択肢が少ない中、雪ノ下は自らが対立候補になることを選択。それでは「奉仕部」が消滅してしまう……と心配した由比ヶ浜も、自ら生徒会長に立候補しようと奮闘。

そして比企谷は、"自分が問題を抱え込む"ような二人のやり方に同意できず、裏から手を回すことになります。誰もが傷つかないはずだった選択。しかし、そのアイデアが実現したとき、裏にあった誰もが幸せになれたかもしれないもう一つのエンディングが…


邪道を行くダークヒーローがたどり着いたビターエンド。思いもよらない頼れる人脈を得たのに、「比企谷には生徒会が合いそう」というアドバイスがあったのに、振り返れば目の前にヒントはあったのに…。その捻くれた行動ゆえにたどり着く、必然的な『救いのない』結末となりました。

けれども、こういう失敗やつまづきがあるのが青春時代。それぞれが、互いを思いつつ、自分を貫きとうそうとする真っ直ぐさがあればこそ、この苦い結末がそれほど気にならないのでしょう。メタ構造的に考えると、この巻でこういったエピソードを持ってくる→最終的にはその上を行く展開がある……ということかもしれません。続く9巻で、奉仕部がどうなるのか、興味は尽きませんね。
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