磯部磯兵衛物語 [九]

カテゴリー: 雑記

久しぶりの磯部磯兵衛です。

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九巻は、徳川埋蔵金を探す長編が収載されています。たま~に、こういうのありますね。でも、一番面白かったのは「エロジジイと誘拐犯で候」でした。

葛飾北斎が亡くなった際に、その魂は孫の「おきた」に乗り移りました。葛飾北斎は、幼女の体で芸術活動に勤しんでいます。といっても、描いているのは春画。傍から見れば、『幼女が春画を描くのは変』ということになります。誰かに無理やり描かされているのではないか?それは子供の虐待ではないか?…そんな風に考えた「大八」は、彼女を保護しようとします。
一方、磯兵衛は「おきた」と「葛飾北斎」の事情を知っています。純粋にエロ目的で、おきたの描いた春画を欲しがっています。さて、大八と磯兵衛が鉢合わせしたらどうなるのか……と。

大八と磯兵衛の間でボタンが掛け違えられ、それでも成立する会話。良く練られた仕掛けで大変楽しめました。この一話があっただけで満足です(笑)
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