とある行動が、こんなに辛いわけがない

先日、いつものように秋葉原を歩いていると「俺の妹がこんなに可愛い訳がない」と「とある魔術の禁書目録」のコラボ紙袋を配布していました。

こんなのです。一方の面が「俺の妹が~」で、
20110130c.jpg

反対側が「とある~」になっています。
20110130d.jpg

んでもって、それぞれ互いのことをコメントしている作りになっています。


配布場所は駅前のゲーマーズ前。1000個くらいを無料で配布していました。道行く人がそれを手にとって、肩から提げて、あるいは別の袋に入れて秋葉原の街へと歩いていきます。あっという間に秋葉原の各所で、この紙袋を抱えた人が大増殖。お店の中、大通り、地下駐車場、駅構内。同じ袋を抱えた人がバンバンいるのだから、どうしたって目に入りますし、気になります。

誰が考えたのが知りませんが、これは非常に素晴らしい広告ですよ。

駅前で2人のスタッフが紙袋を配るだけ。後はもらった人が拡散していくことで勝手に歩く広告塔になってくれるのです。無償配布バッグを見て欲しがる人が足を運ぶ場所には、同じような嗜好を持つ人がいるでしょう。宣伝を打つべき場所すら、自動的に選別されるという鬼気迫る戦術。感服いたしました。


そして、ちょうど買い物をいくつかしていたので、大きめの袋が欲しいところでした。サクッと貰って有効活用。恥ずかしいんじゃないかと思いましたが、周囲に同じバッグを持った人が大量にいるので気にならず。おじいちゃん、おばあちゃんも平気で使ってるくらいだし(w

買い物も一通り終わり、大阪に移動を開始。そこで、この紙袋をどうしたものかと思案。

神は言っている。ここで捨てる定めではないと…


こっち系(アキバ系ともオタク系とも)の世界では、コミックマーケットという世界最大規模のお祭りがあります。そこでは、こんな感じのアニメ柄の紙袋が配布されています。そして、その袋を堂々と抱えて街に消えていく人がいます。常々、あんなことがどうしてやれるのか不思議でした。意外と恥ずかしくも何ともないのでしょうか?せっかくだから、この袋を剥き出しで大阪まで運んでみることにしました。


○ 秋葉原区域 → 「大丈夫だ。問題ない」
周囲に同じ人が沢山いて、しかも老若男女を問わない状態。全く気になりません。


○ 秋葉原駅構内 → まぁ、なんとか…
なんだかんだいってもエリア内です。


○ 京浜東北線内(秋葉原~東京) → 「大丈夫じゃない、問題だ
すでに、この時点で心が折れました。

無理ムリ、絶対ムリですよ、これ!!

駅のホームくらいならよいのですが、電車に乗った瞬間から「ありえない感」が全開です。フルスロットルです。新幹線を乗り間違えた日には、自分の不甲斐なさに全裸になるくらいの勢いです。ヤベェ!!マジ、やべぇ!!スーツを入れたカバンで袋を隠しつつ移動です。


○ 東京駅構内 → 疾風の如く駆け抜けるべし
電車という閉鎖空間から解放されたので、気は楽に。それに人も多いし、誰もが目的を持って歩いています。すれ違う人が抱えている荷物なんて見るわけがないのです。仮に見られても、人ごみの中に紛れてしまいます。ここは大丈夫。スーツを入れたカバンで袋を隠している限りは


○ 新幹線内 → 「大丈夫だ。問題ない」
荷物を棚に上げてしまえば、それで完結です。余裕でした。
20110130b.jpg


○ 新大阪 → 「……」
AKB48もびっくり、MS5。マジで死にたくなる5秒前。紙袋を投げ捨てたい気力はゲージマックス状態ですよ。よりにもよって、インデックスが「私も妹になってみたいかも」とか言ってるし。

マジ、洒落になってねーーーーっ!!

こっち側(ダークサイド)だけは見られてはなりません。反対側も十分ヤバイですけれど。カバンで隠すのも不安だったので、荷物を抱え込むようにして隠しつつ移動です。抱え込みすぎると逆に怪しいので、軽く抱える感じになるように注意です。

誰だよ、この袋を持って帰るとか考えたヤツは…


○ 大阪 → 「究極ありえない件について」
ここまで来たら、開き直ると思ったら大間違い。新大阪よりひでぇよ、ここ!!

まず、人が多い。しかも中途半端に多い。東京駅くらい人がいれば、見咎められてもすぐに人ごみに消えることができます。大阪駅の人の波では、全然足りません。更に、人が単一。東京駅には、某「ねずみの国」で耳があるのに、もう一つ耳をつけてそのままの人がいます。秋葉原も近いので「あぁ、そこから来たんだな」と思ってくれます。大阪駅は無理です。みんな普通に阪神デパートとかで買い物して帰る感じ。

もう、アウェイ過ぎ。どれくらいアウェイかっていうと、地球とボイジャー1号くらいアウェイ。超アウェイ。

こんな袋を堂々と抱えていたら「気の触れた方」認定されてしまいます。全力で荷物を抱えて、とっとと逃走です。もっとも電車がこなくて10分くらいホームで待っていましたが。どんなアウェイの洗礼だよ。っつーか、電車が少ないのは純粋に不便です。


○ 大阪市営地下鉄 → 「コツを掴む」
大阪の市営地下鉄は、ぶっちゃけ寂れて人がいません。電車を待つ間は、ホームの端っこに立っていれば安全です。電車の中では、ドアに張り付いて荷物と壁(ドア)で紙袋を遮蔽。大きな動作をすると、隙が生まれて紙袋を露呈しかねません。座席を無視して、車両の隅に立っているのがコツです。


○ 部屋まで → 「勢いで押し切る」
幸いにも駅から至近のところに部屋があるので、最後はダッシュ。道すがらも問題なく、マンションのエントランスで他の住人と鉢合わせすることもなし。最後はすんなりと事が運びました。


……ということで、なんとか無事に大阪まで紙袋を持ち帰ることができました。

結論から言うと「アニメの紙袋を堂々と持って街を歩く」のは選ばれた戦士しかできない神業だということが分かりました。チャクラ全開だとできるのか、悟りを開くとできるのか、何かがどうかしているからできるのか。すべては闇の中に眠ったままですが、自分にはできないということが確認できました。ブログのネタにはなるけど、もうやらんぞ。

そうそう。分かったことがもう一つあります。最初の京浜東北線の中ではどうしていいのか分からなかったのが、最後の大阪市営地下鉄に至る頃には、電車という閉鎖空間内で恥ずかしい紙袋を隠すスキルが身についていました。生涯教育が叫ばれる今日、新しい能力を身につけたい方は、是非アキハバラから恥ずかしい紙袋を関西まで剥き出しで持ち帰ってください。僅か数時間で新たな能力を獲得できるでしょう。

もちろん、このスキルがあることにより、日常生活で助かる場面は皆無です。


20110130a.jpg
写真:冬の日の秋葉原
2011-01-30(Sun)
 
俺の工房が こんなにオタ部屋なわけがない
4月ってことで、ガレキ組み立て工房(自室)の模様替え。その昔、決死の思いで運んできた「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の販促バッグを飾ってみました。台にしているのは「俺の妹」の原作。愛のない取...
[気ままに更新、気ままにガレキ]  2011-04-10 08:03

コメントの投稿

非公開コメント


プロフィール

TKD + SMZ

Author:TKD + SMZ
ガレージキット組み立て中級者
子育て初心者

2007年に友人の薦めでガレージキット組み立てを開始。その面白さに目覚める(w

2011年にお付き合いのあった原型師さんに薦められて、原型製作を開始。ワンフェスに参加しています。2017年から、活動を一時休止しております

ブログの大まかな内容についてはカテゴリーの「総合案内」をご覧下さい

カウンタ
ブログ内検索
月別アーカイブ